日本サッカーJリーグが世界への扉を開くまでの歴史

かつての日本では、サッカーはアマチュアスポーツとしての歴史認識があったため、メキシコオリンピックを重視しワールドカップ予選への出場は消極的でした。
メキシコオリンピックで銅メダルを獲得したため盛り上がりを見せ、1970年大会以降はワールドカップ予選に毎回出場するも、アマチュアの限界から本大会出場に漕ぎ着けることはありませんでした。

このため1980年代になって遂に日本国内でプロサッカーリーグを設立する声が沸き起こり、日本サッカーJリーグ設立へと繋がっていきます。

設立当初は海外から移籍してきたアルシンドやジーコなどの選手たちと比べ、実力に開きがありましたが、1998年のワールドカップフランス大会で初出場を果たすなど、代表チームにも徐々に波及効果が現れ、以降はワールドカップ出場常連国となるほどアジアでは実力トップクラスを維持しています。
各クラブチームもアジア大会や世界大会で実力を存分に発揮するなど、世界との差を着実に縮めています。

  • ゴールキーパーの上
  • 鋭いシュート

フィジカルで劣るJリーグの日本人選手

シュート

Jリーグの選手は、世界と比べるとフィジカルで劣っています。
一対一の競り合いで力負けをして、失点を許す場面はよくあることです。このことも関係しているのか、ディフェンスの戦術はディレイが中心です。相手の攻撃に対して、下がりながら対応をしています。高いラインを敷き、積極的にボールを奪いに行くという戦術を取るチームはあまり見られません。

これが日本人選手のディフェンス能力の引き上げの足を引っ張っているという面も否めません。海外のサッカーでは、目の前にスペースがあれば独力で果敢に攻撃を挑んできますし、遠くからでもミドルシュートを狙ってきます。Jリーグでは守りを固められてしまうと、無理をしてまで攻撃を仕掛けようとはせずいったん組み立て直します。

海外の選手に比べると、Jリーグの選手はボール奪取能力が高いとは言えません。サッカーにおける技術はドリブルやトラップ、パスといった攻撃の技術だけではありません。相手からボールを奪うディフェンスの技術も重要な能力です。

Jリーグのクラブが欧州や南米の海外クラブと試合をしていると、相手クラブが長い時間ボールを支配して攻撃を続ける展開がよく見られます。これは、ボールを奪取する能力にも関係しています。ボールを奪う能力が高いからこそ、相手ボールになってもボールを奪い攻撃を続けられるというわけです。
世界の強豪クラブと肩を並べるためには、このあたりがこれからのJリーグの課題だと言えるでしょう。

Jリーグと世界の関係性

スタジアム
スーパーセーブ

日本のサッカーといえばJリーグであり、1993年の発足以来、着実に人気や実力を高めています。そんなJリーグがさらに盛り上がり、名実共にステップアップしていくためには、世界との関係性を深めていくことが重要となります。

従来までは、それこそ日本人のみで組まれたチームで戦うことが当たり前でしたが、最近では海外の強豪クラブから選手を獲得することが多くなってきました。やはり海外の選手は才能に恵まれた人が多く、Jリーグの戦いをより盛り上げてくれます。

近年では逆のケースも少しずつ増えてきています。すなわち、日本のJリーグから海外のチームへ移籍するケースであり、たとえば海外との国際試合で目覚ましい活躍をすることで、海外の強豪チームからスカウトされるようになります。世界のサッカー市場は非常に大規模なので、移籍金や契約金が高額になることが多く、またレベルの高い環境でプレーすることになるため、多くのサッカー選手にとってはひとつの夢となります。

世界のサッカーを体験した選手が増えることにより、その技術や経験が今後のサッカー業界に還元されることになります。特にJリーグの盛り上がりは、サッカー界全体の盛り上がりに直結するため、今後も世界との交流を活発にすべきといえるでしょう。